映画館で『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝~永遠と自動手記人形~』を見て思ったこと。

アニメのおはなし

はい、どーも。
りゅうポケットです。

劇場版のアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝~永遠と自動手記人形~』を見てきました。

この作品では、ある姉妹に関わることになった主人公のヴァイオレットと、ヴァイオレットの同僚で郵便配達員のベネディクトが活躍します。

90分という上映時間はあっという間と感じるほど、濃密な作品でした。

テレビアニメ版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見てから映画を見に行くことをおすすめします。

この映画はテレビアニメ版を見ていなくても楽しめる作品だと思いましたが、テレビアニメ版を見てから映画を見る事をおすすめします。

 

テレビアニメ版を見る事をおすすめする理由としては、「ヴァイオレットの成長過程を知っておいてほしい」という気持ちと、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界観を知っている方が映画をより楽しめる、という思いがあるからです。

 

この映画に登場するヴァイオレットは、女子力が高く、人のことを思いやることができる素敵な女性として描かれていますが、テレビアニメ版初期のころのヴァイオレットは軍人として生きることしか知らない女子でした。

退役したヴァイオレットは、「<ある思い>を知りたい」という気持ちから、手紙の代筆を行う自動手記人形、通称ドールという仕事をしたいと思うようになります。

 

ドールになったヴァイオレットは、さまざまな依頼者と接していくうちに軍人以外の生き方や、人を思いやる気持ちを身につけていきます。

軍人からドールへ、女子から女性へと成長していく過程がテレビアニメ版で描かれており、今回の映画では一人前のドールになったヴァイオレットが描かれています。

京都アニメーション放火事件さえなければ…

公開初日の1回目の上映を見てきたのですが、ほとんどの席が埋まっており、7割くらいが女性のお客さんでした。

 

テレビでも映画でも、京都アニメーションが制作するアニメは注目を集めますが、今回の劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に関しては、注目のされ方が少し事情のあるものになってしまったことは残念に思います。

 

来場した人たちが、映画の本編や、主題歌と共に流れるスタッフロールをどのような思いで見ていたのか…

普段の映画鑑賞後であれば、『氷菓』の千反田えるの「私、気になります!」という感じで、映画に対する他の人の評価や意見を聞きたくなるのですが、今回に関しては、そのようなことを思える雰囲気ではありませんでした。

 

上映終了後、劇場をあとにする人たちの足どりは重そうでした。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品に感動した人、京都アニメーションとクリエイターたちの現状を思って複雑な気持ちになっている人、犯人を許せない人、さまざまな思いを持った人が劇場にいたと思います。

 

スタッフロールのあとに、2020年1月に公開予定だった劇場版の予告が流れました。

公開時期は未定のようで、「鋭意制作中」と表記されていました。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、京都アニメーションが好きなので。

予告のあった、現在制作されている劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も見に行く予定です。

その劇場版を見てから原作であるライトノベル版を購入するつもりだったのですが、近々原作の方を購入したいと思います。

原作とアニメ版を見比べてみたいと思います。

何度見返してみても、テレビアニメ版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の映像の美しさに感動します。