【ウマ娘season2】第10話「必ず、きっと」あらすじ・感想・競走馬の史実

ウマ娘 プリティーダービー

2021年2月24日にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリも好調な【ウマ娘 プリティーダービー】

3月10日には、DMMゲームズでPC版のリリースも予定されています。

さて今回は【ウマ娘 プリティーダービーseason2】の第10話「必ず、きっと」のあらすじと感想及び“競走馬の史実”について書いていこうと思います。

前回までの【ウマ娘season2】に関しては、以下の過去記事を参照してください。

第1話【ウマ娘season2】第1話「トウカイテイオー」あらすじ・感想・競走馬の史実

第2話【ウマ娘season2】第2話「譲れないから!」あらすじ・感想・競走馬の史実

第3話【ウマ娘season2】第3話「出会い」あらすじ・感想・競走馬の史実

第4話:【ウマ娘season2】第4話「TM対決」あらすじ・感想・競走馬の史実

第5話:【ウマ娘season2】第5話「無敗と連覇」あらすじ・感想・競走馬の史実

第6話:【ウマ娘season2】第6話「なんのために」あらすじ・感想・競走馬の史実

第7話:【ウマ娘season2】第7話「祝福の名前」あらすじ・感想・競走馬の史実

第8話:【ウマ娘season2】第8話「ささやかな祈り」あらすじ・感想・競走馬の史実

第9話:【ウマ娘season2】第9話「ストップウォッチ」あらすじ・感想・競走馬の史実

主な登場キャラクターについて

◆トウカイテイオー

【ウマ娘season2】の主役で、チーム「スピカ」に所属しているウマ娘。

「皇帝」の異名を持つシンボリルドルフに憧れており、ルドルフと同じ“三冠ウマ娘”を目指してトレセン学園に入学。

皐月賞と日本ダービーに勝利し、秋に開催される菊花賞で勝利すれば“三冠ウマ娘”になれる所だったが、日本ダービー後に骨折していることが判明し、年内休養となった。

“三冠ウマ娘”になれなかったが、“無敗のウマ娘”で居続けることを次の目標にして挑んだ春の天皇賞で、メジロマックイーンの5着に敗れ、初の敗北を経験。
目標を達成できず、走る理由を忘れかけていたが、メジロマックイーンの励ましにより、走る理由を取り戻した。

メジロマックイーンと共に出走する宝塚記念に向けてトレーニングをしている最中に骨折。
この骨折はトウカイテイオーにとって3度目の骨折であり、医者からは「現役続行は厳しい」と診断され、本人も現役引退する決意を固めた。

◆メジロマックイーン

【ウマ娘season2】もう一人の主役。
名家・メジロ家の令嬢で、トウカイテイオーと同じチーム「スピカ」に所属するウマ娘。

日本ダービー後に骨折していることが判明したトウカイテイオーに対して、サポートの手配をするなどをしてテイオーを支えた。

自身は長距離のレースを得意としており、トウカイテイオーも出場した春の天皇賞で2連覇を達成した。

“無敗のウマ娘”でなくなり、走る理由を忘れかけていたトウカイテイオーをライバルとして鼓舞した。

今回の春の天皇賞を勝てば3連覇という史上初の偉業を、ライスシャワーに阻まれた。

その後、宝塚記念を制して、周囲から「現役最強」と認めらるウマ娘となった。

◆ライスシャワー

トウカイテイオーより一つ下の世代のウマ娘。

日本ダービーではミホノブルボンの2着に敗れたが、菊花賞ではミホノブルボンを破ったステイヤー。

メジロマックイーンとの差を感じたライスシャワーは、自身を極限状態まで追い込み、その結果メジロマックイーンを2着に下し、“天皇賞ウマ娘”になった。

◆ダブルターボ
◆ダブルジェット
◆ツインターボ

“後先考えない逃げ”を得意戦術?とするウマ娘。
所属するチームは「カノープス」
自由奔放な言動をとることが多々あるが、トウカイテイオーに対しては本気で、強いライバル心を抱いている。

◆チーム「カノープス」

画像左から、南坂トレーナー、イクノディクタス、マチカネタンホイザ、ナイスネイチャ。これにツインターボを加えたのがチーム「カノープス」
トレーナーの南坂は穏やかな性格をしており、ウマ娘の自主性を尊重している。

◆シンボリルドルフ

トレセン学園の生徒会長をしているウマ娘。
自身は“三冠ウマ娘”という輝かしい功績を持っている。
所属するチームは異なるが、自分を慕うトウカイテイオーを気にかけている。

◆トレーナー

チーム「スピカ」の専属トレーナー。同チームに所属するウマ娘たちのサポートをしている。

【ウマ娘season2】第10話「必ず、きっと」のあらすじ

左)サトノダイヤモンド、右)キタサンブラック

チームの脱退届を準備するトウカイテイオー。

トウカイテイオーに憧れているキタサンブラックはテイオーの為にお守りを作ります。

トウカイテイオーがチームに顔を出さないことを心配するメンバーたち。
そんな中メジロマックイーンは、テイオーが戻ってくることを信じながらトレーニングを続けることを決めます。

 

七夕賞で久々の重賞勝利をおさめるツインターボ。
ツインターボのトウカイテイオーに対するライバル心は強くなる一方でした。

 

トウカイテイオーはトレーナーにチーム脱退届を出した後に、シンボリルドルフに会いに行きます。
その後は、ゲームセンターでクレーンゲームをしたり、カラオケで唄うなどして放課後を満喫しますが、どこか満たされない気持ちに気づくのでした。

その帰り道、トウカイテイオーはトレセン学園の前で、お守りを持ってきたキタサンブラックと出会いますが、キタサンブラックが作ったお守りの受け取りを拒否します。

 

トウカイテイオーの復帰が難しいと分かっていてても、テイオーが走る姿をまだ見ていたいトレーナーは同僚の東条ハナに、その心情を吐露します。

翌日トレーナーは、トウカイテイオーのチーム脱退届を受理したこと、をチーム「スピカ」のメンバーに伝えます。
その会議の最中、荷物を取りに来たテイオーに対し、トレーナーは「“秋のファン大感謝際”でステージに立たないか?」と提案し、メジロマックイーンは「あなたがどうあろうとも、これからも走り最強であり続ける」と宣言して、その場から去るのでした。

<前半終了>

 

チーム「カノープス」のメンバーは秋のレースに向けてトレーニングをし、他のウマ娘達は“秋のファン大感謝祭”に向けて準備を行います。

トウカイテイオーに挑戦状を出したはずのツインターボは、その返事がないことに疑問を抱きます。

その疑問を解消するためトウカイテイオーに会いに来たツインターボは「ぶっちぎりで逃げ切ってオールカマーで勝利したら、勝負しろ」と言いますが、テイオーはそれに応じようとせず「ライスシャワーをはじめ、沢山強いウマ娘がいる中で、逃げ切れるわけない」と冷たく突き放すのでした。
そんなテイオーに対し、「逃げ切って勝つ」と泣きながら宣言してツインターボは走り去るのでした。

ツインターボはチーム「カノープス」のメンバーに対して「オールカマーで自分の勝つところを、トウカイテイオーに見せつけてやる」と言いますが、「オールカマーが行わる日は感謝祭の日と被るため、トウカイテイオーはオールカマーを見れない」という事実が明らかになります。

ツインターボの願いを叶えてあげたいチーム「カノープス」のメンバーは南坂トレーナーに相談し、トレーナーは彼女たちに妙案を授けます。

 

ファン大感謝祭と、重賞オールカマー開催当日。

最後のライブに挑むトウカイテイオーは、大勢のファンたちの前で、言葉を詰まらせてしまいます。

そんなトウカイテイオーを見て、キタサンブラックは泣きながら「私、待ってます」と、その想いを大声でテイオーに伝えるのでした。

キタサンブラックの言葉を聞いたテイオーは、幼少期にシンボリルドルフに魅せられて、トレセン学園に入学したことを思い出します。

キタサンブラックに続いて、トレーナーやファンたちが次々とトウカイテイオーに対し、現役続行を望む声を届けます。

戸惑うテイオーの背後にあった大型モニターの映像が突然切り替わります。
チーム「カノープス」のトレーナーとメンバーが大型モニターをジャックし、ツインターボが出走しているオールカマーの映像を流し始めたのでした。

大型モニターに映し出されるオールカマーの映像は、ツインターボが大逃げで始まり、最後はへろへろになりながらもトウカイテイオー復活を望むツインターボの勝利で終わるのでした。

 

トウカイテイオーの現役続行を望むファンや他のウマ娘たちの声を聞き、チーム「スピカ」のメンバーもテイオーに対し、「現役を続行してほしい」と伝えます。
そんな中、メジロマックイーンは、「もう一度言いますわ。あなたがどうなろうとも、あなたにどんな不安や困難が立ちはだかっても、私は走り続けます。最強のウマ娘であり続けるために」と言って、テイオーを鼓舞するのでした。

どこからともなく聞こえてくる「テイオーコール」が大きくなっていく中、トウカイテイオーは現役続行を決意するのでした。

<第10話終了>

アニメ第10話「必ず、きっと」の感想

ウマ娘トウカイテイオーに現役続行を決意させる第10話。
ツインターボと、その仲間たちが所属するチーム「カノープス」のメンバーが輝くおはなしでした!

今回の感想は、下の段落にある「競走馬の史実」をご覧ください。

 

アニメの放送終了後に公開されたトウカイテイオー役のMachicoさんと、メジロマックイーン役の大西沙織さんのキャストコメントは以下のとおりです。

競走馬の史実「超個性派の大逃げ馬と、奇跡の復活を遂げた馬」

この段落では1993年頃の競馬界での出来事や、アニメの感想を書いていこうと思います。

※今後のアニメ【ウマ娘season2】に関するネタバレ要素が含まれているかもしれません。ここから先を読む際はご注意ください。

「ツインターボ」

ツインターボはGⅠレースを勝つことができないまま引退していましますが、大逃げして「圧勝するか力尽きるか」という極端な走りをすることから、ファンが多い競走馬でした。

ウマ娘ツインターボが七夕賞とオールカマーを連勝したように、競走馬ツインターボも七夕賞とオールカマーという重賞レース(当時は共にGⅢ)を連勝しています。

そんなツインターボの性格は、人間に対しては反抗的だが、他の競走馬に委縮してしまう、と言われていました。

他の競走馬と絡むことができないが故の“逃げ”という戦術で、その逃げ方が競馬ファンを魅了したのでした。

オールカマー以降は目立った成績を残せず、今は無き地方競馬の上山競馬(山形県)に移籍することになります。
上山競馬デビュー戦こそ勝利しますが、その後は連敗続きで現役引退となります。

ツインターボの血統表を見ても良血馬というものには程遠く、現役成績も普通のGⅢ勝ち馬なのですが、宮城県で種牡馬として数頭の仔を残しましたが、1998年に、その生涯を終えたのでした。

 

「トウカイテイオーとメジロマックイーン」

アニメ【ウマ娘season2】では、ウマ娘トウカイテイオーとメジロマックイーンの2度目の対決が見られそうな感じになっていますが、競走馬のメジロマックイーンは1993年10月に京都大賞典を勝利後に故障し引退しています。

【ウマ娘season2】では競走馬トウカイテイオーが勝利した1992年のジャパンカップについて触れられていないのが、気になっています。
省略されたのか、今後の為に残しているのか…

1993年12月、競走馬トウカイテイオーは一年ぶりにターフに戻ってきます。それが現役としては最終戦となる伝説の有馬記念です。
最後の直線では菊花賞馬・ビワハヤヒデと競り合いになり、最終的にはテイオーが勝利をつかみ取ります。

【ウマ娘season2】のオープニングを見ていると、ウマ娘ビワハヤヒデがラスボス感を漂わせているのが気になります。やはり史実どおりビワハヤヒデとの勝負となるのか、“if”のストーリーが用意されているのか、今後の展開から目を離せません。

画像引用元:https://twitter.com/uma_musu_anime