カプコンの著作物で二次創作物を作り、公開する時の4つの注意点

2021-01-07ゲームのおはなし

今回は、カプコンのゲームキャラクターなどの著作物を自分で描いて、ブログなどで公開する際の注意点をまとめてみました。

ここからは、カプコンの【著作物に関するQ&A】を見ながらブログを書いていきます。

引用元:http://www.capcom.co.jp/support/faq/others_website_037151.html

使用する画像は、カプコンの各公式ホームページから引用しています

≪2021年1月7日追記≫

2021年1月6日、カプコンは動画ガイドラインを更新しました。

現在、新しく公表されたガイドラインを読んでいるところです。

以下の内容は参考にならないかもしれません。ご了承ください。

カプコンは、注意点を守って公開した二次創作物には一定の理解を示してくれている。

「自分で描いたキャラクターのイラストやCGをホームページやブログに掲載しても良いですか?」という質問に対して、次のような回答が出ています。

ご自分で描いたイラストなどであっても著作権法に照らし合わせた場合、それが「カプコンの著作物である」と第三者が認識できる限り、カプコンの許諾無しに使用されることは違法となる可能性がございます。

著作権者であるカプコン社の許諾がなければ、勝手に同社の著作物・キャラクター(以下、キャラクター等)を使用できないということです。

この回答は、まさにその通りだとおもいます。

しかし、カプコンは続けて次のようなことを公表しています。

しかしながら、このような範囲までを規制対象としてしまうことは、カプコンを支えていただいているファンの方たちの創作活動をも制限してしまう結果となるため、下記項目に該当しない自作のイラストおよびCGの掲載であれば、当社よりクレームを入れることはございません。

カプコンは、同社のキャラクター等を使ったイラストなどの二次創作物でも、同社が定める注意点を守っているものについては、ブログなどで公開することを認めてくれています。

カプコンが定める二次創作物公開の際の注意点

カプコン社のキャラクター等を使って作った二次創作物を公開する際に守らなければいけない注意点は以下の4つです。

  1. 既存の画像のデザインそのままの精密な模写、およびコラージュのように既存の画像を加工したものはダメ
  2. 倫理的に問題がある内容(過度の性的表現や残虐描写など)や、キャラクターなどのイメージを著しく損なうような内容のものはダメ
  3. 内容にかかわらず営利目的に使用されているとカプコン社が見なしたものはダメ
  4. アイコン・壁紙などの配布を目的としたものはダメ

 

既存の画像のデザインそのままの精密な模写、およびコラージュのように既存の画像を加工したものはダメ

「公式の画像と見分けがつかないほどの精密なイラスト及びCGや、既存の画像を加工した作品は公開してはいけない」となっています

上の画像はカプコン社の公式ホームページから引用したものですが、これと見分けがつかなくなるような精度の高いイラストやCGの公開は控えた方がよさそうです。

キャラクターと、キャラクターを組み合わせたような作品も公開してはいけないようです。

先ほどのキャラは「ジュリ」
ジュリの顔に、他のキャラクターの体を合わせるという画像加工をした作品は公開を控えた方が良いと思います。

 

倫理的に問題がある内容(過度の性的表現や残虐描写など)や、キャラクターなどのイメージを著しく損なうような内容のものはダメ

これについては、「過度な性的表現や残虐描写は控え、各キャラクターの性格や個性を尊重しましょう」といったところだと思います。

まずは過度の性的表現について考えて生きたと思います。

問答無用で、いわゆる『18禁』と言われるような性的表現をしたものについては、公開することを控えましょう。

未成年のキャラクターが飲酒、喫煙している作品も倫理的に問題があるので控えましょう。

個人の妄想として楽しむ程度にしましょう。

 

次に『18禁』とならない場合の表現を考えていきたいと思います。

こちらは、【ストリートファイターⅤ】などに登場するキャラクター「さくら」

見てわかる通り、スカートを履いています。

スカートを履いて戦っているので、スカートがめくれることもあります。

作中では、さくらのスカートがめくれて、「ブルマ」や「スパッツ」が見えることがあります。

「スカートがめくれて、ブルマが見える」という表現の二次創作物は、さくらのキャラクター性を考えると、余程でない限り、大丈夫だと思います。

しかし、それがブルマではなく「下着」となってくると、問題になるかもしれないので注意が必要だと思います。

 

残虐描写について考えていこうと思います。

「モンスターハンター」シリーズは、ハンティングゲームというゲーム性から、ある程度の残虐性は仕方のないものだと思います。

しかし、倒したモンスターの内臓を描いたり、その作品を見た人が不快になるような表現の作品は公開を控えた方がよさそうです。

いわゆる「グロテスクな表現」をした作品の公開は控えるべきだと思います。

 

「ストリートファイター」シリーズでも、キャラクターが一方的に苦しんでいるような作品は公開しない方がよいと思います。

キャラクターの表情や、衣装の破れ方は、よく考えた方がよいでしょう。

 

内容にかかわらず営利目的に使用されているとカプコン社が見なしたものはダメ

「性的な表現や残虐な描写が無くても、カプコンのキャラクターを使って、お金を稼いではいけない」ということでしょう。

ヤフーオークションやメルカリなどでカプコンのキャラクターを描いた絵を売ったり、利益を得るための画集本を作ってはいけないと考えるとよいと思います。

広告の貼ってあるブログに、カプコンのキャラクターを描いたイラストを載せることについては、同社の判断によると思います。

趣味と認められるような範囲で運営しているブログなら大丈夫だと思うのですが、これについてはよく分かりません。

カプコンから警告がきたら、おとなしく従いましょう。

 

アイコン・壁紙などの配布を目的としたものはダメ

「カプコンのキャラクター等は著作権フリー素材ではない」ということでしょう。

テレビ番組等を、著作者の許可なくインターネット等にアップロードする行為が違法です。
それと同じように考えると良いと思います。

カプコンのキャラクターを使用して作った二次創作物を公開する際は、公開方法について気をつけましょう。

 

最終的な判断はカプコン

ここまで、カプコンのキャラクター等を利用した二次創作物を公開する際の4つの注意点について書いてきましたが、最終的な判断はカプコン社が行うとホームページに書いてあります。

ただし、最終的な掲載の可否は、当社の判断により決定させていただきます。

著作物に関するQ&Aについて、この一文で締められています。

カプコンが公表している二次創作のルールを守っていても、カプコン社から連絡または警告が来た場合は、おとなしく従いましょう。

 

ルールを守って二次創作

 

このようなイラストなら、4つの注意点について問題はないと思います。

多分、さくらだと分かってもらえるはず…

性的な描写はしていませんし、残虐性もありません。

「上手いか下手か」という事ではカプコンに怒られないでしょう。

☆彡

二次創作者は、キャラクターやストーリー性を借りている立場なので、著作権を持つ一次創作者や、著作権者に不利益になるようなことや、不快な思いをさせなように気をつけましょう。