【ウマ娘】YouTubeに動画を投稿→「著作権侵害の申し立て」が来た→対処方法
ゲーム『ウマ娘』のゲーム内映像や音楽などを使用した動画をアップロードしたところ、「著作権侵害の申し立て」を受けてしまいました。
今回の記事は、私と同じように「著作権侵害の申し立て」受け、それの対処方法に困っている人に向けて書いていこうと思います。
YouTubeに『ウマ娘』の動画を投稿したり、ゲーム実況をライブ配信した直後に、「著作権侵害の申し立て」が来ても慌てないでください。
※当記事は2021年8月4日に書き始め、同年9月8日に書き終え、即日公開しました。
Cygames(以下、サイゲームス)が配信しているゲーム『ウマ娘プリティーダービー』
サイゲームスは「配信ガイドラインを守って動画を作成し、適切な動画共有サイトに投稿した場合、著作権を行使しない」と明言しています。
しかし、公式サイトに掲載されている「配信ガイドライン」を守って作成した動画をYouTubeに投稿したところ、「著作権侵害の申し立て」を受けてしまいました。
2つの会社から「著作権侵害の申し立て」を受け取りました…
1度目の「著作権侵害の申し立て」は、株式会社Lantis(以下、ランティス)から…
アニメファンの間では有名な音楽出版社です。
この申し立ては2021年2月25日に投稿した動画に対してのものでした。動画を投稿した2、3日後に申し立てを受けました。
YouTubeから「あなたが投稿したこの動画では広告が流れます。その広告の収益は著作権者に支払われます」という趣旨の説明があったので、「あのランティスからの申し立てで、動画で流れる広告の収益がランティスに行くのなら、黙ってそれを受け入れよう」と考え、行動を起こすつもりはありませんでした。
そもそも私のチャンネルは、広告収入を貰える条件を満たしていないので、広告や収益に関しては関心はありませんでした。
2度目の「著作権侵害の申し立て」は、株式会社NexTone(以下、ネクストーン)から…
2020年8月1日に投稿した動画に対してのものでした。動画を投稿した2日後に申し立てを受けました。
この会社は知らなかったので、ネットで検索することにしました。
調べていくうちに、ネクストーンは“著作権管理団体”ということが分かってきました。
Cygamesは「配信ガイドラインを遵守すれば著作権を行使しない」と明言
音楽出版社と著作権管理団体から「著作権侵害の申し立て」を起こされている……
しかし、『ウマ娘』に関する様々な権利を保有しているサイゲームスが、「配信ガイドラインを遵守すれば、著作権を行使しない」と明言しています。
ランティスから「著作権侵害の申し立て」を受けた際は沈黙することにしましたが、ネクストーンからも同様の申し立てを受けたことによって、ある疑問が浮かび上がってきました。
「何でこの2本の動画だけ『著作権侵害の申し立て』を受けているのだろう」
そう、ゲーム『ウマ娘』の映像や音楽を使った動画を他にも投稿していたり、ゲーム実況としてライブ配信を行っている動画もあるのです。
それなのに「著作権侵害の申し立て」を受けたのは、この2つの動画だけ……
著作権理者の大元であるサイゲームスが「著作権を行使しない」と明言しているのに……、今後も「著作権侵害の申し立て」を受けるかもしれない。その時どうすればいいのか?
悩みましたが、2つの会社から「著作権侵害の申し立て」を受けてしまったので、身の潔白を証明しようと決意し、行動することにしました。
「著作権侵害の申し立て」に対する「異議申し立て」方法
この段落では、「著作権侵害の申し立て」に対する「異議申し立て」の手順を紹介していきたいと思います。
◆「著作権侵害申し立て」に対する「異議申し立て」に正当性があるのであれば、チェックボックスをオンにして≪次へ≫を選択する。
◆「著作権侵害の申し立て」を受けている動画内で、その著作物に対してどのような権利や承諾があるか選択し、≪次へ≫を選択する。
今回は、著作権権利者であるサイゲームスが公表しているガイドラインを遵守した動画を作っており、そういった動画はサイゲームスから利用許諾を得たことになるので、≪ライセンス≫を選択してください。
◆≪ライセンス情報≫を入力し、3つのチェックボックスをオンにする。
≪ライセンス情報≫について、今回は以下のような、『ウマ娘配信ガイドライン』の抜粋文を送りました。
【送付した文章】
私がゲーム『ウマ娘プリティーダービー』を利用して作成した※動画orゲーム実況のライブ配信※は、YouTube※に投稿したor内で行った※ものであり、実況音声やコメントを追加するなどの創作性を加えています。
『ウマ娘プリティーダービー』の著作権利を持つ株式会社Cygamesは、そういった動画やライブ配信に関して、「著作権を行使しない」と明言していますので、「著作権侵害の申し立て」の撤回をご検討ください。
使用許可(ライセンス)の根拠は以下の“配信ガイドライン”を基にしています。
「ウマ娘プリティーダービー」をプレイする際の配信ガイドライン
https://umamusume.jp/streaming_guidelines/
(2022年3月30日時点)
【配信ガイドライン(一部略)】
株式会社Cygames(以下、当社)は、「ウマ娘 プリティーダービー」(以下、本コンテンツ)において、お客様同士がその体験を共有する手段として、本コンテンツのゲームプレイを配信することに対し、ガイドラインを定めます。
また、当社は、以下のガイドラインをお守りいただく限り、個人・法人、営利・非営利を問わず著作権を行使いたしません。
1.お客様は本コンテンツから取り込んだゲームプレイの動画や静止画を、共有サイトに投稿することができます。
また、次に指定した収益化プログラムシステムによるものに限り、収益化が可能です。
なお、利用可能な収益化プログラムシステムの指定は随時更新されます。
利用可能な収益化プログラムシステム一覧
YouTube:YouTubeパートナープログラム
Facebook:Facebookゲームストリーマー、Facebookレベルアッププログラム
ニコニコ動画・ニコニコ生放送:クリエイター奨励プログラム、ニコニコチャンネル
TwitCasting:ツイキャス・マネタイズの動画収益(β)、アイテム収益
Mirrativ:ギフト
OPENREC.tv:OPENRECクリエイターズプログラム
SHOWROOM:ギフティング
MixChannel:応援アイテム
2.2分30秒以下の短い動画を除き、投稿される動画や静止画には、実況音声やコメントを追加するなど、お客様の創作性を求めます。取り込んだ動画をそのまま投稿したものや、他者が投稿した動画の転載、イラストやムービー、音楽などの鑑賞を主目的としたものなどは対象外といたします。
3.本タイトル内で別途指定されている配信が禁止されている区域の投稿は対象外といたします。
4.収益化をする場合、本コンテンツがコラボレーションした他作品のキャラクター・イラスト・楽曲・音楽データなどを含む投稿は対象外といたします。
5.本ガイドラインは、日本国内のみを対象といたします。
6.本コンテンツから取り込んだ動画や静止画を元に、お客様が創作した二次的著作物の投稿は、法令上認められる範囲内で行ってください。
(中略)
8.当社が投稿・配信を禁止としている以下のプラットフォームは本ガイドラインの対象外となります。
→Mildom
9.当社は、このガイドラインに関するお問い合わせにはお答えいたしません。また、動画や静止画の利用許諾に関するお問い合わせにもお答えいたしません。ご了承ください。
10.当ガイドラインの内容は随時変更、更新されます。投稿前に最新のガイドラインをご確認ください。
【配信ガイドラインの抜粋掲載終了】
【以上】
◆最後は≪署名欄≫に自分の本名を入力して、≪送信≫を選択する。
これにて「著作権侵害申し立て」に対する「異議申し立て」が完了となります。
「著作権侵害の申し立て」に対する「異議申し立て」の結果
「著作権侵害申し立て」に対する「異議申し立て」を行ってから約1週間。
ランティスから「『著作権侵害の申し立て』を撤回する』という結論に至った」という回答をいただきました。
「著作権侵害申し立て」に対する「異議申し立て」を行ってから22日後に、ネクストーンからも「『著作権侵害の申し立て』を撤回する』という結論に至った」という回答を得ることができました。
その後も「著作権侵害の申し立て」が来たけれども…
この2件を解決した後、もう一度「著作権侵害の申し立て」が来ましたが、それに対して同様の「異議申し立て」を行った結果、「著作権侵害の申し立て」が撤回されました。
その時は、「異議申し立て」を行ってから4時間で撤回されました。
☆彡
<2021年12月24日追記>
『ウマ娘』のゲーム実況をライブ配信で行ったところ、「著作権侵害の申し立て」が来ました。
今までと同じように「異議申し立て」を行いました。多分「著作権侵害申し立て」は撤回されると思いますが、撤回されなかった場合は、この記事に追記するか、新たな記事を作成します。
今後も、『ウマ娘プリティーダービー』の著作権絡みで何かあった際は、当ブログや私のYouTubeチャンネルでお知らせします。
ディスカッション
コメント一覧
曲の部分をミュートにして対応しても、追っかけで同じ動画に何度も著作権侵害の通知が来て対応に困っていました。
次回から参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございます(*^^*)
カメロン提督さんへ。コメントありがとうございます。
この記事を投稿してからも「著作権侵害申し立て」が何度もきましたが、
きちんと対応したら問題ありませんでした。
この記事がお役に立てば幸いです。