【ウマ娘】平成10年、秋の天皇賞。サイレンススズカ、沈黙の日曜日。

ウマ娘 プリティーダービー

ウマ娘の公式サイトから画像引用

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』の再放送も終わりました。

平成最後の秋の天皇賞は、レース直前にダンビュライトが出走取り消しになったものの、出走した競走馬たちは無事レースを終えました。

そして、競走馬ファンである私は、毎年11月1日が訪れるたびに、サイレンススズカのことを思い出してしまいます。

平成10年、秋の天皇賞でサイレンススズカを襲った悲劇

平成30年である今年2018年より20年前の1998年、平成10年11月1日に開催された秋の天皇賞でショッキングな出来事がありました。

サイレンススズカの競走中止と予後不良の処置です。

東京競馬場で開催される秋の天皇賞のレース距離は2000メートル。

サイレンススズカは前半1000メートルを57秒台で走り、最後のコーナーを前にして、左前脚の粉砕骨折により競争を中止しました。

その後、サイレンススズカは回復の見込みがない予後不良と診断され、その生涯を終えました。

サイレンススズカの速さは次元が違った

当時、2000メートルのレースの前半1000メートルを57秒台で走る、ということはありえないことでした。しかし、サイレンススズカの速さなら、そのタイムも納得できました。

今回の秋の天皇賞は、昨年の日本ダービー馬であるレイデオロが1分56秒8というタイムで勝利しました。

そして、秋の天皇賞のレコードタイムは2011年にトーセンジョーダンが記録した1分56秒1です。

個人的な考えですが、仮にサイレンススズカが完走していれば、1分55秒から57秒というタイムになったと思っています。

「20年前の競走馬が、現在の競走馬と同じか、それ以上のタイムで走れたのでは?」ということを考えると、とても興味深いです。サイレンススズカには完走してもらいたかったです。

サイレンススズカは特別な競走馬

凱旋門賞でモンジューの2着となったエルコンドルパサーを寄せ付けなかった毎日王冠戦は凄いレースでした

「最強の競走馬はどの馬?」という質問に対し、サイレンススズカに騎乗していた武豊さんは「どの競走馬が最強か断言できないけれど、サイレンススズカのような大逃げをして勝てる競走馬は特別ですね」という主旨の発言をした記事を読んだことがあります。

武豊騎手にとって、サイレンススズカは特別な競走馬だったようですね。

平成10年の秋の天皇賞でのサイレンススズカを見て、競馬に絶対はない!ということを実感しました。

本日は、サイレンススズカの命日になります。

20年たった今でも、11月1日になるとサイレンススズカの事を思い出してしまいます。

私にとってもサイレンススズカは特別な競走馬です。

ここまでは、競走馬サイレンススズカについて書いてきましたが、ここからはウマ娘サイレンススズカを中心に書いていこうと思います。

よろしくお願いします。

競走馬サイレンススズカとウマ娘サイレンススズカの違い

競走馬を擬人化したアニメ【ウマ娘 プリティーダービー】には、擬人化したサイレンススズカが登場します。

ウマ娘サイレンススズカ

テレビ中継でしたが、実際のサイレンススズカを見てきた私には、アニメ【ウマ娘 プリティーダービー】でのサイレンススズカの速さの表現は納得できるものでした。

 

アニメでもサイレンススズカは故障しますが、リハビリを乗り越えてレースに復帰します。

この点が競走馬サイレンススズカと、ウマ娘サイレンススズカの大きな違いです。

前ページの1番最初の段落でも書いたように、競走馬サイレンススズカは故障が原因で、予後不良の処置が施され、亡くなりました。

ウマ娘サイレンススズカも秋の天皇賞のレース中に故障します。
故障後は、走ることに恐怖心を抱いたりしますが、それを乗り越えてレースに復帰します。

1998年前後の競馬界をモデルにしてストーリーを構築したものが、アニメ【ウマ娘 プリティーダービー】ですので、視聴開始当初からサイレンススズカが故障するシーンをどのように表現するのか気になっていました。

アニメ【ウマ娘 プリティーダービー】はスポ根アニメだった

私は、アニメ【ウマ娘 プリティーダービー】を、いわゆる萌え系のアニメではなく、スポ根系のアニメとして、最後まで楽しく視聴していました。

主人公スペシャルウィークの挫折と成長をメインに描きつつ、もう一人の主人公サイレンススズカの故障と復帰を描いた良いストーリーだったと思います。

故障、リハビリ、恐怖心を克服、レース復帰。
王道的な展開でしたが、これで良かったと思います。

ウマ娘を育成するゲームがリリースされるので、イメージが大事!?

ウマ娘サイレンススズカが、故障を理由にウマ娘界から引退するとなると、ネガティブな印象が残ってしまう可能性があったので、アニメの展開は良い展開だったと思います。

このことにより、ゲーム版ウマ娘でも故障をすることがあっても、アニメのように、「リハビリをして復帰する」という展開の可能性が生まれました。

 

育成ゲームにおいて、「不慮の事故による退場」というのは印象が悪いですね。

【実況パワフルプロ野球】のサクセスモードで、育成していたキャラクターが故障で野球を辞めてしまうのは、辛かった…

おわりに

現代の競走馬も好きです。しかしながら、私にとってサイレンススズカは特別な競走馬です。

GⅠのレースを1勝しかしていないので、成績だけを見ると並のGⅠ馬なのですが、レースの内容がとても印象強いです。

その中でも、金鯱賞と毎日王冠は凄いです!

最後のレースから20年もたっているので、サイレンススズカのレースを見たことがない人もいると思います。

アニメ【ウマ娘 プリティーダービー】で競走馬に興味を持った人、最近競馬に興味を持った人には、競走馬サイレンススズカのレースを見てもらいたいと思います。

ではでは、
またお会いしましょう。