【ウマ娘season2】第9話「ストップウォッチ」あらすじ・感想・競走馬の史実
極限覚醒のライスシャワーと、メジロマックイーンの対決を描いた第8話も盛り上がりましたね。
今回は【ウマ娘プリティーダービーseason2】の第9話「ストップウォッチ」のあらすじと感想及び“競走馬の史実”について書いていこうと思います。
前回までの【ウマ娘season2】に関しては、以下の過去記事を参照してください。
第1話:【ウマ娘season2】第1話「トウカイテイオー」あらすじ・感想・競走馬の史実
第2話:【ウマ娘season2】第2話「譲れないから!」あらすじ・感想・競走馬の史実
第3話:【ウマ娘season2】第3話「出会い」あらすじ・感想・競走馬の史実
第4話:【ウマ娘season2】第4話「TM対決」あらすじ・感想・競走馬の史実
第5話:【ウマ娘season2】第5話「無敗と連覇」あらすじ・感想・競走馬の史実
第6話:【ウマ娘season2】第6話「なんのために」あらすじ・感想・競走馬の史実
第7話:【ウマ娘season2】第7話「祝福の名前」あらすじ・感想・競走馬の史実
第8話:【ウマ娘season2】第8話「ささやかな祈り」あらすじ・感想・競走馬の史実
主な登場キャラクターについて
◆トウカイテイオー
【ウマ娘season2】で主役のウマ娘。チーム「スピカ」に所属している。
「皇帝」の異名を持つシンボリルドルフに憧れており、ルドルフと同じ“三冠ウマ娘”を目指してトレセン学園に入学。
皐月賞と日本ダービーに勝利し、秋に開催される菊花賞で勝利すれば“三冠ウマ娘”になれる所だったが、日本ダービー後に骨折していることが判明し、年内休養となった。
“三冠ウマ娘”になれなかったが、“無敗のウマ娘”で居続けることを次の目標にして挑んだ春の天皇賞で、メジロマックイーンの5着に敗れ、初の敗北を経験。
目標を達成できず、走る理由を忘れかけていたが、メジロマックイーンの励ましにより、走る理由を取り戻した。
◆メジロマックイーン
【ウマ娘season2】もう一人の主役。
名家・メジロ家の令嬢で、トウカイテイオーと同じチーム「スピカ」に所属するウマ娘。
日本ダービー後に骨折していることが判明したトウカイテイオーに対して、サポートの手配をするなどをしてテイオーを支えた。
自身は長距離のレースを得意としており、トウカイテイオーも出場した春の天皇賞で2連覇を達成した。
“無敗のウマ娘”でなくなり、走る理由を忘れかけていたトウカイテイオーをライバルとして鼓舞した。
今回の春の天皇賞を勝てば3連覇という史上初の偉業を、ライスシャワーに阻まれた。
◆ミホノブルボン
トウカイテイオーより一つ下の世代のウマ娘。
トレーナーが提示する驚異的なトレーニングメニューを黙々とこなす努力の天才。
普段は感情を表には出さない。
無敗で皐月賞、日本ダービーを勝利した。
菊花賞を勝てば“三冠ウマ娘”になれるところだったが、ライスシャワーの2着に敗れた。
菊花賞のあとに故障して戦線離脱中だが、自信を無くしたライスシャワーを鼓舞し、春の天皇賞に出る事を決意させた。
◆ライスシャワー
ミホノブルボンと同じ世代のウマ娘。
日本ダービーではミホノブルボンの2着に敗れたが、菊花賞ではミホノブルボンを破ったステイヤー。
メジロマックイーンとの差を感じたライスシャワーは、自身を極限状態まで追い込み、その結果メジロマックイーンを2着に下し、“天皇賞ウマ娘”になった。
◆シンボリルドルフ
トレセン学園の生徒会長をしているウマ娘。
自身は“三冠ウマ娘”という輝かしい功績を持っている。
所属するチームは異なるが、自分を慕うトウカイテイオーを気にかけている。
◆メジロパーマー
先行逃げ切りを得意とするウマ娘。
ダイタクヘリオスと仲良くなり、イマドキの言葉を使うようになった。
前回の宝塚記念の勝利ウマ娘である。
◆トレーナー
チーム「スピカ」の専属トレーナー。同チームに所属するウマ娘たちのサポートをしている。
【ウマ娘season2】第9話「ストップウォッチ」のあらすじ
宝塚記念に向けてトレーニングをするトウカイテイオーとメジロマックイーン。
トウカイテイオーより2つ下の世代のクラシック路線では、ナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデが活躍します。
トレーニングを好調にこなすトウカイテイオーとメジロマックイーン。
トレーニング最後、走りのタイムを測ってもらうためレースコースを走りだすトウカイテイオー。しかし、走っている途中で足を負傷して転倒してしまうのでした。
<前半終了>
診断の結果、トウカイテイオーは骨折していることが判明します。
テイオーにとって今回の骨折は、3度目の骨折となります。
医者からは「完治しても以前のように走れるか分からない。これ以上走ることはおすすめは…」と、走ることを止められます。
しかし、トウカイテイオーは「まだ走れる」と、トレーナーに走ることを諦めないことを伝えます。
宝塚記念はメジロマックイーンが制します。
骨折したトウカイテイオーは、チームリーダーという名の裏方に回ります。
チームメイトを含む世の中は「もうトウカイテイオーは走れない」ものと考える人たちが多く、テイオーはその対応に戸惑いを覚えます。
トレーナー自身も、3度目の骨折をしたトウカイテイオーをレースに復帰させていいものか迷います。
トウカイテイオーに練習走行のタイムを測ることを依頼するメジロマックイーン。
そのメジロマックイーンの走りを見ながら、トウカイテイオーは「もう自分はあんな風に走れない」と涙するのでした。
<第9話終了>
アニメ第9話「ストップウォッチ」の感想
時間が進んでいるメジロマックイーンに対し、時間が止まってしまったトウカイテイオーという対比が切ないですね。
詳しい個人的な感想については、録画したアニメを見てから書きたいと思います。
アニメの放送終了後に公開されたトウカイテイオー役のMachicoさんと、メジロマックイーン役の大西沙織さんのキャストコメントは以下のとおりです。
競走馬の史実「競走馬の骨折」
この段落では1990年代の競馬界での出来事や感想を書いていこうと思います。
※今後のアニメ【ウマ娘season2】に関するネタバレ要素が含まれているかもしれません。ここから先を読む際はご注意ください。
競走馬の体重はだいたい480kg前後あります。
その480kgの馬体を四本の細い脚が支えており、単純に考えてみても、1脚につき120kg前後の体重を負担していることが分かります。
その1脚でも欠けてしまうと、1脚にかかる負担は大きくなってしまいます。
4本の脚だったから保てた馬体も、3本脚になると状態は変わってきます。
そして、馬の心臓だけでは全身の血液を通わせることができません。
歩くことで血液が滞留しないようにしているのです。
骨折の痛みに耐えることができたとしても、歩けないことで血流が悪くなり、他の病気を発症してしまう可能性があるので、馬の脚の骨折は厄介なのです。
ライスシャワーやサイレンススズカはG1競走中に骨折し、その後に安楽死の措置がとられたことで、我々競馬ファンの印象に強く残っています。
この2頭以外にも、レース中に骨折した競走馬が予後不良とされ安楽死の措置がとられています。
そして、種牡馬として余生を送っていた名馬ディープインパクトも、予後不良と診断され安楽死の措置がとられたことは記憶に新しいと思います。
残念ながら、「競走馬」は「野生の馬」と違い、経済動物です。
競走馬が生き抜くためには、レースで良い成績を残して現役を引退し、その後は種牡馬や繫殖牝馬として1頭でも多くの重賞勝利馬を残していく必要があります。
しかし、競走馬と、それを支える馬主・調教師・調教助手・騎手・獣医師との関係は「経済論」だけでは語れないと思います。
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