【ウマ娘season2】第12話「ふたり」あらすじ・感想、競走馬の史実
【ウマ娘(第1期)】で主役だったスペシャルウィークは、“サイレンススズカが大好きな大食いキャラ”になってしまいました…
さて今回は【ウマ娘 プリティーダービーseason2】の第12話「ふたり」のあらすじと感想などについて書いていこうと思います。
前回までの【ウマ娘season2】に関しては、以下の過去記事を参照してください。
第1話:【ウマ娘season2】第1話「トウカイテイオー」あらすじ・感想・競走馬の史実
第2話:【ウマ娘season2】第2話「譲れないから!」あらすじ・感想・競走馬の史実
第3話:【ウマ娘season2】第3話「出会い」あらすじ・感想・競走馬の史実
第4話:【ウマ娘season2】第4話「TM対決」あらすじ・感想・競走馬の史実
第5話:【ウマ娘season2】第5話「無敗と連覇」あらすじ・感想・競走馬の史実
第6話:【ウマ娘season2】第6話「なんのために」あらすじ・感想・競走馬の史実
第7話:【ウマ娘season2】第7話「祝福の名前」あらすじ・感想・競走馬の史実
第8話:【ウマ娘season2】第8話「ささやかな祈り」あらすじ・感想・競走馬の史実
第9話:【ウマ娘season2】第9話「ストップウォッチ」あらすじ・感想・競走馬の史実
第10話:【ウマ娘season2】第10話「必ず、きっと」あらすじ・感想・競走馬の史実
第11話:【ウマ娘season2】第11話「この気持ちって」あらすじ・感想・競走馬の史実
主な登場キャラクターについて
◆トウカイテイオー
【ウマ娘season2】の主役で、チーム「スピカ」に所属しているウマ娘。
「皇帝」の異名を持つシンボリルドルフに憧れており、ルドルフと同じ“三冠ウマ娘”を目指してトレセン学園に入学。
皐月賞と日本ダービーに勝利し、秋に開催される菊花賞で勝利すれば“三冠ウマ娘”になれる所だったが、日本ダービー後に骨折していることが判明し、年内休養となった。
“三冠ウマ娘”になれなかったが、“無敗のウマ娘”で居続けることを次の目標にして挑んだ春の天皇賞で、メジロマックイーンの5着に敗れ、初の敗北を経験。
目標を達成できず、走る理由を忘れかけていたが、メジロマックイーンの思いを受け取り、走る理由を取り戻した。
翌年、メジロマックイーンと共に出走する宝塚記念に向けてトレーニングをしている最中に骨折。
この骨折はトウカイテイオーにとって3度目の骨折であり、医者からは「現役続行は厳しい」と診断され、本人も現役引退の意思を固めていたが、ファンや他のウマ娘たちからの激励を受け、もう一度走ることを決意した。
◆メジロマックイーン
【ウマ娘season2】もう一人の主役。
名家・メジロ家の令嬢で、トウカイテイオーと同じチーム「スピカ」に所属するウマ娘。
日本ダービー後に骨折していることが判明したトウカイテイオーに対して、サポートの手配をするなどをしてテイオーを支えた。
自身は長距離のレースを得意としており、トウカイテイオーも出場した春の天皇賞で2連覇を達成した。
“無敗のウマ娘”でなくなり、走る理由を忘れかけていたトウカイテイオーをライバルとして鼓舞した。
今回の春の天皇賞を勝てば3連覇という史上初の偉業を、ライスシャワーに阻まれた。
その後、宝塚記念を制して、周囲から「現役最強」と認められるウマ娘となった。
◆ライスシャワー
トウカイテイオーより一つ下の世代のウマ娘。
日本ダービーではミホノブルボンの2着に敗れたが、菊花賞ではミホノブルボンを破ったステイヤー。
メジロマックイーンとの差を感じたライスシャワーは、自身を極限状態まで追い込み、その結果メジロマックイーンを2着に下し、“天皇賞ウマ娘”になった。
◆ビワハヤヒデ
トウカイテイオーより2つ下の世代のウマ娘で、ウマ娘ナリタブライアンの姉。
ナリタタイシン、ウイニングチケットとクラシック三冠を争っている。
ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの3名の頭文字をとって「B・N・W」と呼ばれている。
◆ナリタタイシン
ビワハヤヒデと同世代のウマ娘。
「最も速いウマが勝つ」と言われる皐月賞を勝っている。
◆ウイニングチケット
ビワハヤヒデやナリタタイシンと同世代のウマ娘。
「最も運のあるウマが勝つ」と言われる日本ダービーを勝利している。
◆シンボリルドルフ
トレセン学園の生徒会長をしているウマ娘。
自身は“三冠ウマ娘”という輝かしい功績を持っている。
所属するチームは異なるが、自分を慕うトウカイテイオーを気にかけている。
◆トレーナー
チーム「スピカ」の専属トレーナー。同チームに所属するウマ娘たちのサポートをしている。
【ウマ娘season2】第12話「ふたり」のあらすじ
細かいあらすじについては、調子が良い時に書こうと思います。
現役続行を決めたトウカイテイオーは、チーム「スピカ」のメンバー及びトレーナーと共に京都で開催される菊花賞を見るために遠征します。
「最も強いウマが勝つ」と言われる菊花賞は、ビワハヤヒデの圧勝劇となりました。
その勝利タイムは、前年の勝者・ライスシャワーが叩き出したレコードタイムを更新するものでした。
この遠征にはメジロマックイーンは参加せず、一人でトレーニングをしていたのですが、脚に不安を感じたため、主治医に診てもらうことにします。
診察の結果、メジロマックイーンは脚を負傷していることが判明します。
その負傷は選手生命を脅かすもので、メジロのおばあ様や主治医が現役引退を促すほどのものでした。
「トウカイテイオーともう一度走ること」を目標にしていたメジロマックイーンは戸惑い、メジロ家の療養所から姿を消してしまいます。
メジロマックイーンが負傷している事、メジロ家の療養所から姿を消したことを知ったトウカイテイオーは、マックイーンの行き先を突き止めます。
トウカイテイオーに対し「もう2度と一緒に走ることはできない」と、涙ながらに訴えるメジロマックイーンに対し、テイオーは「マックイーンの分まで走る」と誓って決意を新たにし、マックイーンのもとから去っていきます。
その後、マックイーンのもとには執事やメイドが駆けつけ、マックイーンは無事に保護されたのでした。
<第12話終了>
アニメ第12話「ふたり」の感想
【ウマ娘season2】の第11話が徹底した“和み回”だったのに対し、第12話は一転して“絶望と希望の回”でした。
メジロマックイーンが現役引退に直面する絶望と、トウカイテイオーが現役続行を決意新たにする希望。
エンディング曲も、唄う順番やラストのイラストなどが通常と異なっていたのが良かったです。
【ウマ娘season2】は、オープニングやエンディングに面白い細工をしてくるので、いつも見逃せません。
アニメ【ウマ娘season2】では、ウマ娘トウカイテイオーとメジロマックイーンの2度目の対決が見られそうな感じになっていますが、競走馬のメジロマックイーンは1993年10月に京都大賞典を勝利後に故障し、引退しています。
~当ブログ内から引用~
今までの『競走馬の史実』の段落では、ウマ娘トウカイテイオーとメジロマックイーンの2度目の対決を楽しみにしつつ、「競走馬メジロマックイーンは1993年10月を最後に引退しています」と書いてきました。
残念ながら、史実と同様に【ウマ娘season2】でも、2度目の対決は実現しなさそうです。
そうなってくると、やはりトウカイテイオーは有馬記念に向かうのですね。
【ウマ娘(第1期)】の第13話で、ウマ娘スペシャルウィークの回想があるのですが、そこでは「トウカイテイオーは有馬記念を勝利で飾った」と語っているので、テイオーは勝利すると思います。
気になるのは「如何にしてトウカイテイオーが勝利するのか?」という点です。
アニメの放送終了後に公開されたトウカイテイオー役のMachicoさんと、メジロマックイーン役の大西沙織さんのキャストコメントは以下のとおりです。
競走馬の史実「90年代・平成競馬ブームの立役者と、中364日の勝利」
今回の『競走馬の史実』は、新規の「90年代・競馬ブームの立役者」と再掲載の「中364日の勝利」の2つをお送りします。
※ネタバレ要素が含まれている可能性が高いことを了承したうえで読んでいただければ幸いです。
ウマ娘トウカイテイオーは、ジャパンカップに出場するのかしないのか!どちらでしょう?
競走馬の史実「90年代・平成競馬ブームの立役者」
1990年代、平成の競馬ブームの立役者は、競走馬オグリキャップ、武豊騎手、そしてゲーム【ダービースタリオン】だと思っています。
怪物・オグリキャップと、天才・武豊騎手の活躍で競馬ブームに火が付き、ゲーム【ダービースタリオン】の発売をきっかけとして競馬に興味を持った若者が増えていきました。
武豊騎手はいまだに現役騎手として活躍をしていますし、【ダービースタリオン】も続編が発売されています。
オグリキャップの後継となる競走馬や種牡馬が出現しなかったのことは残念ですが、競馬ファンのみならず一般層までその名が知れ渡っていたことは凄いことです。
1990年代はオグリキャップの人形が爆発的に売れたと記憶しています。
昭和競馬ブームにはハイセイコー、平成競馬ブームにはオグリキャップや武豊騎手がいました。
「令和は何をきっかけに競馬ブームが起こるのか?」ということを考えると、もしかしたら『ウマ娘プロジェクト』が令和競馬ブームを起こすのではないか、と考えております。
ゲームアプリ【ウマ娘 プリティーダービー】が絶好調で、アニメ【ウマ娘season2】も好調、漫画【ウマ娘シンデレラグレイ】の評判も良い。
『ウマ娘プロジェクト』では、史実を基にシナリオやキャラクターを構成しているので、実際のレースや競走馬を調べた人が、そのまま競馬ファンになる可能性はかなり高いです。
馬主や生産者に興味を持つ人がいる可能性もありますね。
要するに、
『ウマ娘プロジェクト』が令和競馬ブームを引き起こすかもしれない
と言いたいのです。
競馬ブームには、強いアイドルホースの存在が不可欠です。
アーモンドアイが引退した今、コントレイルやデアリングタクトの三冠コンビや、グランアレグリアやクロノジェネシスのような強い牝馬たちには頑張ってもらいたいです。
キタサンブラックの初年度産駒も今年デビューの予定なので、そこにも期待したいです。
藤田菜七子騎手も順調に勝ち星を積み重ねているので、是非ともGⅠレースを勝ってほしいです。
ダイワスカーレットとウオッカ、リスグラシューやアーモンドアイ、グランアレグリアやクロノジェネシス…
どの競走馬も牡馬に劣らず…というか、最近では牡馬より強い牝馬たちの活躍が目立ちます。
男女混合のスポーツの中で活躍するのは大変だと思いますが、藤田菜七子騎手を筆頭に、女性騎手の活躍を期待しています。
令和の競馬ブームの象徴となる競走馬や騎手の出現を期待しています。
競走馬の史実「中364日の奇跡の勝利」
※1993年の有馬記念について書いてあります。【ウマ娘season2】の最終回に直結する内容である可能性が高いです。ご了承ください。
競走馬トウカイテイオーは、1992年の有馬記念に出走・惨敗してから表舞台に立つことはありませんでした。
1993年は、宝塚記念への出走を見送り、秋の天皇賞やジャパンカップに間に合わず、前のレースから364日の間隔があいた状態で有馬記念に挑むことになりました。
主戦騎手の岡部幸雄騎手が菊花賞馬・ビワハヤヒデに乗ることが決まっていたため、前年の有馬記念でも騎乗した田原成貴騎手が鞍上を務めることになります。
「トウカイテイオーが走っている姿を見られるだけでよい」と考えていたファン多く、単勝馬券では4番人気と上々でしたが、馬連などの馬券での支持率は低かったことが、それを証明しています。
ファンたちは応援馬券を購入したのです。
レースの最終直線では、ビワハヤヒデとの競り合いになり、最終的にはトウカイテイオーが勝利をつかみ取ります。
この時のトウカイテイオー&田原成貴の組み合わせはとても美しかったです。
ウマ娘には“騎手”は登場しませんが「名馬には名騎手が、名騎手には名馬が似合うものだ」と実感させられます。
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